転職活動は自分の強みを活かせる企業選びがポイント!
自社開発企業で働きたい場合、転職活動をする前にまず行っておきたいのが、キャリアの棚卸しです。というのも、自分自身について、好き嫌いや得手不得手、これだけは負けないという強みを把握しておかないと、本来自分がやりたい仕事に就けない可能性があります。また、志望する企業へ職務経歴書を提出する必要があるため、どちらにしてもキャリアの棚卸しは必要不可欠です。ただ闇雲に転職先を探していては途方もないため、自分自身についてしっかり把握し、強みとしてアピールできるポイントを探しましょう。
具体的な方法として、過去に従事してきた業務や任されたポジション、案件で使用してきた言語、プロジェクトチームの構成や開発期間、苦労したことなどを思い出しながら書き出します。「自分にはアピールできるものがない」という方も、実際に過去の業務を振り返って書き出すことにより、実はさまざまな経験で身につけたものがあることに気づくことが多いです。
そして、そのキャリアの棚卸しをもとに、自身の強みとできること、これからどうしたいのかを明確にすることができます。
キャリアの棚卸しによって、自身の強みや進むべき道を明確にしたら、次はその強みを活かして活躍できる企業を探しましょう。自社開発を行っている企業の場合、その企業が展開しているサービスや、得意分野のサービスの企画から開発、運用に至るまでの一連の業務に携わることになります。たとえば、金融業界を事業のフィールドとし、金融系のシステム開発やサービス運用を展開している自社開発企業であれば、金融系の知識やスキルが必要です。その場合、これまで金融業界の案件を多数こなしてきたのであれば、実際の現場で即戦力として活躍できるでしょう。
一方で、志望する企業が行っているサービス自体に興味がなかったり、不得意な分野だったりすると、入職後にギャップを感じて長続きしないかもしれません。そのため、転職活動をする際は、気になる企業や展開しているサービスへの理解を深めるべく、しっかりと企業研究・分析を行うことが重要です。そして、自身の強みやアピールポイントを軸として企業を見極め、活躍できるかどうかを判断するようにしましょう。
転職活動をする上で、長期的な視点でキャリアプランを考えることが大切です。特に、自社開発を行っている企業は、ある領域に固定したサービスだったり、専門分野に特化した特定のIT知識とスキルが必要だったりするため、専門性を高めたいエンジニアには魅力的でしょう。一つの企業で安定して、じっくり特定のスキルを極めたい方にとっては、自身の強みを活かせる自社開発企業を探すのが得策です。ただし、自社開発企業にも、歴史のある大手企業や、まだ事業をスタートして間もないスタートアップ企業などもあり、業務内容や用意されているキャリアパスなどそれぞれ異なるため、詳細まで確認しておく必要があります。
もし、色々な種類のプロジェクトに携わり、どんどん自分の裁量で仕事を確保して経験値を上げたいという場合は、フリーランスに転身するのも1つの選択です。短期的ではなく、長いスパンで自身のキャリアプランと照らし合わせて選択するようにしましょう。